知っておきたい猫の夜鳴き7つの原因と対策集―寝不足になる前に出来る対処法



こんにちは、ネコ丸です。

夜明け前に突然「アオーン、ニャオーン」と激しく鳴き始める猫ちゃん。朝の至福の時間を邪魔されて、思わず「うるさい!」って思ってしまいますよね。それが毎朝毎朝となると、イライラしてストレスが溜まり、寝不足になって不眠症になってしまいます。

さらに、マンションやアパートに住んでいれば近所迷惑そのもの。苦情が来て引っ越しを余儀なくされるだけでなく、中には裁判に訴えられる例(犬の場合ですが)もあったりします。

飼い主を大いに悩ませる猫の「夜鳴き」。7つの原因と対策をご紹介します。悩んでいる飼い主のみなさん、ぜひご一読ください。

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猫の夜鳴きに対処する3つのポイント

猫のひどい夜鳴きは原因さえつかめば対処法はあります。ですが、下手な対処をすると余計に悪化することになりかねません。猫が鳴くのは何かを必死に訴えているから。何かして欲しい、何とかして欲しいという猫の気持ちを受け止めて、丁寧に対処してください。

猫の夜鳴きに上手く対処するポイントを3つご紹介します。

1.厳しく怒らない

夜鳴きをする猫に対して「うるさいっ!」と怒鳴ってはいけません。ましてや、叩くなんて論外です。

しつけと称して体罰を加える人がいますが、猫にしたら「なんで怒鳴られるの?」「なんで叩かれるの」と訳がわからないはずです。そのまま行けば、押さえつける、投げ飛ばすなど、虐待行為にエスカレートしていきます。

厳しく怒られた猫はストレスが溜まっていき、夜鳴きが悪化 ⇒ 怒られる ⇒ 夜鳴きが悪化 ⇒ 怒られる ・・・の無限ループに陥ります。

イライラする気持ちはわかりますが、グッとこらえて優しく接してあげましょう。

猫の叱り方については、こちらで詳しく解説しています。
猫を叱ったら嫌われた!どうしたら良いの?効果的な3つの叱り方

2.構いすぎない

猫が夜鳴きをしても、過剰に構いすぎるのはいけません。

夜鳴きする猫に構いすぎると、猫は「鳴いたら飼い主が何とかしてくれる」と学習してしまうんです。その結果、いつまで経っても夜鳴きが治りません。

構いすぎて夜鳴きする時間が早まったり、無視していると暴れ出したという話もあります。

わがままなのが猫のいいところ、という人もいますが、四六時中わがままし放題では疲れてしまいますよね。

3.急がずじっくりと

猫の夜鳴きに対処するには、早く何とかしたいと急がずに、じっくりと取り組むことをオススメします。

猫にとって夜鳴きを治そうとすることは不自然なことなんです。人間の都合に合わせようとしているわけですからね。

まずは原因探しから始めます。

  • 急激な環境変化はなかったか?(元野良や引っ越し・大幅な模様替えなど)
  • 食事やトイレ掃除はどうか?
  • 病気になっていないか?(年齢も考慮)
  • 十分なコミュニケーションはとっているか?

急に猫が夜鳴きを始めるのは、何か変化があったからに違いありません。それを探し出せるのは飼い主であるあなただけですよ。

手当たり次第に対処して、もし偶然夜鳴きが治ったとしても、それって何だかスッキリしませんよね。原因がハッキリしないから、また夜鳴きが始まったら手当たり次第に対処しないといけなくなりますよ。

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猫の夜鳴き、7つの原因とその対策

猫が夜鳴きする原因と考えられること8つと、それぞれの対策についてご紹介します。

1.空腹を訴えている

猫が「ご飯くれ」と催促しているので、猫の食事時間や量を調整します。

猫が明け方に空腹を訴える場合は、夜にあげる食事時間が早すぎるか、量が不足しているかです。

食事時間が早すぎる場合は、ご自分が寝る前にあげるようにしましょう。大事なのは日によって食事時間を変えないこと。猫の生活リズム調整の意味もありますからね。

食事量が不足していると思われる場合は、夜の食事量を増やします。1日トータルの量は変えてはいけません。太っちゃいますからね。夜を多めにして、そのぶん昼(朝)を減らします。

置き餌をしている方もいらっしゃるんですが、僕はあまりオススメしません。カリカリは出しっぱなしにしておくと酸化して味も質も落ちてしまいます。それに食事をあげるのも猫との大事なコミュニケーションの一貫になります。どうしても無理な方は自動給餌器を導入して、明け方に食事をあげるようにしてはどうでしょうか?

2.オシッコ(ウンチ)がしたい

オシッコ(ウンチ)がしたいと訴えているので、トイレを綺麗にしておきます。

トイレなら勝手にしてくれよ・・・と思いますが、猫にとってはトイレの綺麗さは重要事です。もしかしたら、寝床でそのままおねしょするかもしれませんよ。

寝る前にトイレ掃除しておくのがいいんですが、その際に綺麗にしすぎないでも構いません。猫は自分の匂いがある方が落ち着くので、トイレにも猫の匂いを残しておいたほうがいいです。オシッコやウンチを取り除く程度でもいいですね。

トイレ掃除しても夜鳴きが治まらないようなら、元々トイレが気に入っていない可能性があります。大きさや形を変えたり、数を増やしてみるのもいいですね。形は開放的なものから屋根付きドームタイプにすると喜んだ、という話もあります。

3.寂しい、不安に感じている

猫が寂しい、または不安に感じているので、寂しくない・安心できる環境を整えてあげます

寂しい、不安に感じるのは子猫や引き取ったばかりの猫(野良猫など)によく見られる傾向です。急激な環境変化で不安を感じるのは人間でも一緒ですからね。

子猫の場合は、親兄弟の温もりを求めていると考えられます。湯たんぽを毛布でくるむなどした温かいものをそばに置いてやるのがオススメ。あるいは一緒に寝てあげるのもいいかもしませんね。

成猫の場合は、コミュニケーション不足が原因かもしれません。出来るだけ遊んあげたり、ブラッシングしてあげたりします。さらに寂しさを紛らわせる工夫も必要です。音楽をかけておいたり、秒針のなる時計を置いたり(心音と似ているので安心できるそうです)。明かりも真っ暗にしないで、薄暗くしておくだけでもいいですね。LEDなら照度調整ができるはずですから。一緒に寝てあげたら夜鳴きしなくなったという話もあります。

いずれにしても一緒にいる時間を出来るだけ増やすことが、一番の近道になるでしょう。

1匹じゃ可愛そうだからって、安易に2匹めを飼うのはオススメしません。海外の動物保護団体の調査では、多頭飼いはストレス悪化の原因という報告例があります。さらに状況が悪化する可能性もありますので、自信がなければ多頭飼いはしないほうがいいです。

4.遊んで欲しい、構って欲しい

猫が活動時間に入って、暇だから遊んで欲しい、構って欲しいと言っています。さすがに朝から遊ぶ時間もないでしょうから、夜寝る前にたっぷり遊んであげます。クタクタになるまで。

夜寝る前に遊んであげることによって体力を消耗させることもできますし、猫のストレス解消にもつながります。心身ともに満足出来る状態にすることが出来るんですね。

遊んであげるだけでなく、ブラッシングしてあげるのも有効です。話しかけながらゆっくりと。

猫は夜行性と言われていますが、実は正確には薄明薄暮性です。つまり、明け方と夕暮れに活動的になるんですね。「夜鳴き」と言うのも通称で、ただ明け方に「過剰発声」しているだけです。

生活サイクルが違うので猫が朝に活動的になるのは当たり前です。でも人はそうではないので、猫の生活サイクルを人に合わせる必要があるんですね。

寝る前に遊んであげても夜鳴きが治らない場合は、あえて無視することも重要。遊んで、構っては猫のわがままの一種なので、構いすぎないほうが丁度いいのです。なんだかかわいそうという人は、寝室に入れないようにして、耳栓をしていれば少しはマシではないでしょうか。無視しているとそのうち諦めるはずですが、延々と鳴き続ける場合もあるため、ご近所迷惑が心配ではありますね。

5.発情期に入っている

春や夏に夜鳴きする場合、発情期に入っている場合があります。発情期の夜鳴きを止めるには、去勢・避妊手術しかありません。

発情期に入ると夜どころか1日中鳴きっぱなしです。しかも2~3週間続きます。それに交尾できない猫にとっても、つらい日々が続きますよ。お互いのためにも不妊手術はやったほうがいいでしょう。

6.病気の可能性

何をしても夜鳴きが治まらないので、動物病院に連れて行ったら病気でしたという場合があります。投薬して治療を受けると、ピタッと夜鳴きが治まったということです。

また、身体的な病気ではなくて、精神的な病気も考えられます。以前に酷い目にあったトラウマとかですね。その場合は、獣医さんに精神安定剤を処方してもらいます。

猫が病気の場合、夜鳴きだけではなくて、普段から変調があるはずです。そこを見極めない限りは何も解決しないでしょう。普段からのコミュニケーションが大事です。

7.認知症になっている

7歳以上の高齢猫の場合、認知症になっている可能性があります。

認知症になった場合、「夜鳴き」の他にも「徘徊する」「トイレで排泄しない」「ご飯をやたらと欲しがる」などの行動が見られます。

猫が認知症になってしまった場合、動物病院に連れて行っても治すことは難しいです。出来るのは悪化しないようにすることだけです。

体を触ってあげる、部屋を明るくしてあげる、日中ゆったりと遊んであげる。本来なら認知症になる前に対処すべきだったんですが、なってしまった以上は地道に対処していくしかありませんね。

どうしても老猫の世話が無理という人は、老猫ホームに預けるという選択肢があります。もちろん費用はそれなりに掛かります。1年なら30~40万円+治療費。終身なら80~90万円です。

老猫ホームは最近増えているとはいえ、まだまだ数も少ないです。もしお近くにあるんでしたら、見学に行くことをオススメします。

夜鳴き対策にあったらいいもの

猫の夜鳴きに効果がありそうなアイテムをご紹介します。

「ご飯くれ」や「トイレ」が原因なら、夜鳴き対策もハッキリしているんですが、「寂しい」「遊んで」が原因だと解決に時間がかかります。その間、悩まされるのは飼い主であるあなただけでなく、ご近所迷惑にもつながります。少しでもなんとかなるものがあるととても助かりますよね。

マタタビ、キャットニップ

マタタビやキャットニップは猫の緊張緩和やストレス解消に役立ちます。

 

効果があるかどうかは個体差がありますが、実際によく効きます。

マタタビの原木をあげてみた動画がありましたのでご紹介します。

ものの見事に夢中になってますね。

夜鳴きに起こされた時に、とりあえずマタタビ・キャットニップをあげておけば、一時的にしのげるかもしれません。

心配なのは中毒の危険ですが、科学的には証明されていません。ただ、使いすぎで嘔吐や下痢になったという話も聞きますので、せいぜい週1回程度に押さえておいたほうが無難ですね。使いすぎで効果が薄くなる恐れもありますし。

ちなみにキャットニップはマタタビより効果が薄いです。その分、副作用の危険性は薄いので、使う回数を増やせるでしょう。

バッチフラワーレメディ

バッチフラワーレメディとは植物由来のエッセンスで、それを飲むことによってストレスを和らげ、精神面のバランスを取り戻すことができます。「花のエネルギーを瓶詰めしたもの」と言われていて、身体ではなく感情に作用する点が特徴ですね。

寂しい・遊んでと言った感情から来る夜鳴きにはうってつけです。

参考:nekomono(ねこもの)

正直、効果については未知数です。副作用も無いと言われていますが、逆に興奮し始めたという話もあります。ただ、イギリスでは何十年も前から獣医さんも使っている自然療法ですから、試してみる価値はあると思います。

使い方は簡単で、エサや水に混ぜる、前足につけて舐めさせる、でOKです。

たくさん種類があるので迷いますが、夜鳴きにオススメなのは次のようなものです。

レスキュー:ストレス緩和

 

 

アスペン:恐れ・不安を癒やす

 

 

ビーチ:寛容的になる、環境変化に効果的

 

サプリメント

猫の精神を安定させるサプリメントを飲ませます。

オススメは「PE GABA粒」というもの。

 

どちらかというと高齢猫向きのサプリメントです。

ただ、ご自分で購入して飲ませる前に、一度獣医さんに相談することをオススメします。もっといいサプリメントなり、薬を処方してもらえるかもしれません。サプリメントはあくまでも一時的に飲むものと理解しておいてください。

吸音パネル

猫の鳴き声が外にもれないように、部屋の中に吸音パネルを貼り付けます。

 

吸音パネルは音の反響を軽減するというもので、あらゆる生活音を漏らさなくします。おまけに床にも貼り付ける事ができて、猫による傷つけ防止にも役立ちます。

ただ、値段は少々お高め。80cm × 60cm で2,550円(税別)。おまけに何枚も貼り付けないといけないので、かなり面倒くさいです。余裕がある人にはオススメしますが、一時的な夜鳴きのために買うにはもったいないかな?

まとめ

猫の夜鳴きに対して「これをすれば大丈夫!」というのはありません。ご飯やトイレならすぐに解決できそうですが、寂しいや遊んで欲しいなんかだと解決に時間がかかるかもしれません。

ですが、何かやらないと延々と夜鳴きが続いて睡眠不足、中にはノイローゼになりそうというひどい人もいます。それって、猫にとっても飼い主にとっても不幸でしかありませんよね。

まずは簡単に出来るご飯やトイレチェックから始めてみましょう。それと並行して、いつもより多く遊んであげたり、一緒に寝てあげたりするといいですね。

どうしてもわからなければ獣医さんに頼りましょう。あっさりと解決するかもしれませんよ。

頑張ってください!

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