猫のお尻が汚い!拭いたほうがいいの?病気とお手入れ方法

どうも、管理人のネコ丸です。
猫のお尻って拭いてますか?
猫はうんちをしたら自分で舐めてキレイにするので、本来は拭く必要はないんです(汚いと思うかもしれませんが、きちんと口内で殺菌されるようです)。
でも、次のような猫ちゃんはどうしてもお尻のお手入れが疎かになってしまいます。
- 長毛種
- 太り過ぎの猫
- 老猫
長毛種の場合は、肛門周りの毛にうんちが付いてしまうので、放っておくと乾いて取れなくなってしまいます。
それに汚れたままにしておくと、肛門の病気になる可能性も…
そうならないためにも、出来るだけ飼い主さんがお尻を拭いて、キレイにお手入れしてあげる必要があります。
お尻の病気について、お尻のお手入れ方法について、詳しく説明しますね。
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猫のお尻の病気とは?
猫は肛門腺という臭いにおいのする分泌液をだします(スカンクが有名ですね)。
その肛門腺は肛門の左右4時と8時の場所にある肛門嚢というにおい袋に入っています。
肛門腺はにおいを付けて縄張りを主張したり、猫同士肛門のにおいを嗅ぎあって識別するために使われます。
汚くしているとその肛門嚢が炎症を起こして肛門腺が出なくなります(これを肛門腺炎、または肛門嚢炎といいます)。
さらに進行すると、肛門嚢の部分が膨らんで変色、最後には破れて肛門腺が飛び出してきます(これを肛門腺膿瘍といいます)。
もともと室内飼いの猫は肛門腺を出す必要がなくて溜まりがちなんですが、汚れているとさらに肛門腺炎になりやすいです。
お尻を気にしてしきりに舐めたり、お尻を触られるのを嫌がったり、お尻を床にこすりつけたりする行動が見られたら注意しましょう。
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猫のお尻のお手入れ方法
猫のお尻の基本的な拭き方は次のとおりです。
1.しっぽを持ち上げて固定する
2.ぬるま湯でガーゼ(またはコットン)を湿らせて、肛門の内から外に向かって拭く
3.毛にうんちの汚れが絡んでいる場合は、水分多めのガーゼを当てて汚れをふやかして取る
何度も拭くと肛門がヒリヒリしちゃうから、サッと軽く拭くだけにしてください。
お尻を拭かれるのを嫌がる猫ちゃんも多いです。
そういう場合は、ウトウトしてまどろんでいる時を狙いましょう。
出来れば一人が押さえて、もう一人が拭くといいですね。
こちらは猫のお尻を上手いこと拭いている動画です。嫌がっているようで、嫌がってない…
⇒ 弟子猫トキのおしり拭き 【三連発】
長毛種の場合は、うんちをする度に毛が汚れてしまいます。
そうならないように、肛門周りの毛をカットしておいたほうがいいでしょう。
これも猫が暴れてうまくいかないと思いますが、同じようにまどろんでいる時にサッとやってしまいます。
どうしても出来なければ、トリマーさんにやってもらうのもいいかもしれません。
また、お尻を拭くついでに、肛門腺炎を予防する「肛門絞り」をやってみましょう。
肛門の下、時計で言うと4時と8時の位置をガーゼを当てて指で挟み、ギュッと押しつぶすように握ります。
すると、肛門腺がピュッと勢いよく飛び出してきます。
とても臭いのでかからないように、汚れても大丈夫なお風呂場でやるといいですね。
自信のない人は動物病院でやってもらうか、やり方を指導してもらうようにしましょう。
こちらは犬の場合ですが、肛門絞りをやっている動画です。見ていると簡単そうなんですが…
⇒ 自分で出来る肛門腺絞り 松山ほうじょう動物クリニック
まとめ
猫は綺麗好きだからお尻も綺麗なはず…
そう思っている人も多いはずです。
でも、綺麗にしたくとも出来ない猫ちゃんもいるわけで、そんな猫ちゃんのお尻は飼い主であるあなたが綺麗にしてあげないといけません。
猫のお尻のお手入れは、結構大変だと思います。
それはやっぱり猫が嫌がるから。
タイミングと手際の良さが重要なので、めげずに頑張ってくださいね!
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