猫と犬、同居させるのは無理なの?一緒に飼うための3つのコツ

どうも、管理人のネコ丸です。
「猫も好きだけど、犬も好き…だったら一緒に飼えばいいじゃない!」
そう思っている人は僕だけじゃないはずです。
実際に僕の家でも茶トラ猫と中型のシェパードを飼っていたことがあります。
その時は室内飼いと外飼いで住み分けが出来ていたので問題はなかったのですが、最近は猫も犬も完全室内飼いというパターンが多いでしょう。
そうなると気になるのは、ちゃんと仲良くしてくれるかどうか。
よく猫と犬が仲良くしている画像や動画がありますが、現実はなかなかああいう風にはいきません。
それでは猫と犬を同居させるのは無理なんでしょうか…?
猫と犬を室内で一緒に飼うためのコツを3つご紹介します。
猫と犬を同居させる時、失敗すると取り返しの付かないことになりかねません。
まずは3つの方法を実践して、確実に事故を防ぐようにしてください。
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猫と犬を一緒に飼うための3つのコツ
猫と犬を一緒に飼うための方法は、次の3つです。
- 迎え入れる順番と先住の優先
- 習性を理解して、同じように愛情を注ぐ
- 仲良くさせたいとは思わないこ
1.迎え入れる順番と先住の優先
猫と犬、年齢と迎え入れる順番で同居の成功率が変わってきます。
一番成功率が高いのは、子猫と子犬の場合。
特に、猫は2ヶ月齢まで、犬は3ヶ月齢までの、いわゆる「社会化期」に一緒に飼い始めるのがいいとされています。
どちらも子どもで、これから社会のことを身に付けていく段階ですから、一緒にいるのが当たり前になります。
遊び相手として、とても仲良くしてくれるでしょう。
次に成功率が高いのは、成犬が先住で子猫を迎え入れる場合です。
犬は群れを大事にする動物なので、新入りの子猫に対しては面倒を見てくれるでしょう。
ただ、犬の性格によっては子猫が危険な場合もあります。
好奇心旺盛な子猫が不用意に犬に近づいて、犬に噛み殺されたという失敗例があります。
犬にはきちんとしつけをしておくことと、慣れるまではお互い届かない範囲で接触させるようにしましょう。
難しいと思われるパターンが、成猫が先住で子犬を向かい入れる場合です。
成長した猫は家の中を自分の縄張りと認識しています。
そこに異物である子犬が入ってくると、さかんに威嚇して近づけさせないようにします。
それは猫に多大なストレスを与えていると思ってください。
それに子犬なのでまだまだ体も小さくて、大きさで威嚇することもできません。
これは同じ猫同士の場合でも一緒なので、犬の場合なおさらです。
ここは犬の方にはしばらく我慢してもらう必要があります。
何事も猫を優先して、家の中での順位が猫よりも下であることを犬に認識してもらいます。
そのうち両方共お互いの距離感がつかめてくるのか、仲良くなるまでいかなくとも、威嚇をすることはなくなるでしょう。
最後に、成猫と成犬と、お互いが大人の場合です。
これはもう、お互いの相性と性格次第です。
不用意に近づけると大げんかの末、お互い大怪我を負う可能性が高いので、慎重に近づけていきましょう。
大丈夫と思っても、しばらくは様子をみるくらいの慎重さが欲しいですね。
ちなみに、猫の爪は必ず切るようにしてください。爪が犬の目に当たると失明の危険があります。
こちらは猫と犬の出会いをまとめた動画です。犬は興味津々、猫は警戒気味というパターンが多いですね。
⇒ Funny Cats Meeting Dogs For The First Time Compilation 2017
先住がいて後から新入りを迎え入れる場合、何事も先住を優先していきましょう。
これは猫が先住である場合のみに限った話ではありません。
食事やおやつをあげる順番、撫でる順番、名前を呼ぶ順番でさえも先住を優先してください。
そうすることで猫はともかく、犬は家の中での順位をしっかり認識します。
それに、今まで先住に向けられていた愛情が新入りに移ってしまうと、先住が嫉妬してしまうでしょう。
そうなると先住の新入りに対する態度は、一向に良くはなりません。
早く慣れてもらいたくて新入りに構いたくなる気持ちはわかりますが、ここはグッとこらえて先住優先でいくのが大原則です。
2.習性を理解して、同じように愛情を注ぐ
猫と犬、違う動物ですから、当然習性や性質が違ってきます。
習性や性質の違いをしっかりと理解して、飼い方も変える必要があります。
一緒に飼っていると習性や性質の違いに無頓着になってきて、どちらも同じように飼ってしまいがちです。
例えば食事。
猫と犬では必要とする栄養素が大きく違ってきます。
キャットフードを犬に食べさせるとか、ドッグフードを猫に食べさせるとかは論外です。
猫は高カロリー・高タンパク質の食事が必要で、栄養素としてビタミンA・タウリン・アラキドン酸を必須としています。
キャットフードにはそれらの栄養素が豊富に含まれているんです。
もし犬がキャットフードを食べ続けると、目が見えなくなったり、皮膚や毛にトラブルが発生したり、発達障害になったりします。
犬は低カロリー・高カルシウムの食事が必要で、動物性タンパク質がなにより重要です。
猫がドッグフードを食べ続けると、肥満、高血圧、慢性腎不全になる可能性があります。
ただ、猫がドッグフードを食べるのは少しだけなら大丈夫で、猫の食欲がない時だけ食べさせるのはいいかもしれません。
例えば散歩。
犬は散歩に連れていくのに、猫は家に置き去りにするのはかわいそうと思っている人がいます。
犬が群れを基本とするのに対して、猫は単独が基本です。
ですから、猫にお留守番をさせたからといって、機嫌を損ねることはありません。
それどころか、犬がいなくなってこれ幸いと、くつろぎだすんじゃないでしょうか。
他にも…
- 猫は夜行性で、犬は夜寝る
- 猫は高いところが大好きで、犬は走り回るのが大好き
- 猫は束縛されるのが嫌いで、犬は可愛がれば可愛がるほど懐いてくれる
こういった習性を理解した上で、それぞれ飼い方を変えていくわけですが、重要なのは同じだけ愛情を注ぐことです。
犬を可愛がったら、すぐに猫も同じぐらい可愛がってあげてください。
そういった飼い主さんのフォローが、円満になるなによりの秘訣です。
猫と犬の違いを勝負形式で比較してみました。興味がございましたら、読んでみてください。
⇒ 猫と犬、どれだけ違うの?猫vs犬 徹底比較10番勝負!~前編
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3.仲良くさせたいとは思わないこと
飼い主さんがいくら仲良くしてほしいと願っても、相性が悪かったり、性格が合っていなければ、いつまでたっても仲良くなってくれません。
ですから、無理に仲良くさせたいとは思わないほうがいいです。
時間がたてばお互いに妥協して、存在を認め合うことでしょう。
その時間も、長い時は1年かかったという例もあります。
出会って最初はもちろん、問題がありそうな時は住み分けが必要になってきます。
住み分けの方法としては、猫と犬の仲の良さによります。
喧嘩をしない程度の仲だったら、高さによる住み分けで構いません。
猫のジャンプ力は犬よりもありますから、高いところに猫がくつろげるスペースを作ってあげます。
犬の方も犬のにおいのついたベッドを用意してあげるといいです。
お互いに干渉されない自分だけのスペースがあれば、ストレスの緩和や逃げ場所にはもってこいです。
近づくとたまに威嚇をしているような仲なら、生活空間自体を分ける必要があります。
お互い顔を合わせることがなければ、仲が険悪になることもないでしょう。
生活空間を分ける方法としては…
- 猫用のサークル、犬用のサークルを設ける
- 一戸建てのお家なら、1階と2階で分ける
- 部屋を閉めて行き来できないようにする
などがあります。
ただ、いつまでも会わせないと一向に仲が進展しません。
ですから、飼い主さん立ち会いのもと、面会する時間を設けましょう。
その際の注意点としては、最初はお互い手の届かない範囲から始めて、徐々に距離を短くしていくことです。
ケージ越しとか間に何かあれば、いざという時に安心ですね。
家に飼い主さんがいる時だけ一緒にいさせて、留守をするときだけ生活空間を分けてもいいです。
完全に安心と分かるまでは、慎重すぎるくらい慎重にやった方がいいでしょう。
見てないところで何か取り返しの付かないことがあったら、悔やんでも悔やみきれませんからね。
猫か犬、どっちかしか選べないならそれぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。こちらで詳しく説明しています。
⇒ 猫と犬、飼うならどっちがいいの?7つのメリット・デメリット
まとめ
猫と犬が仲良くなるかどうかは、出会った年齢と、相性・性格しだいです。
相性や性格をはかるのは時間もかかりますし、何より難しいです。
ですから、猫と犬を同居させるのは、ある程度の飼育経験がある人でないと避けたほうがいいでしょう。
慣れない飼い主さんなら、右往左往して間違った対応をしてしまう可能性もあります。
それは飼い主さんにとっての不幸のみならず、猫ちゃんや犬ちゃんの不幸にも繋がります。
猫も飼っている。
犬も飼っている。
これなら何があっても大丈夫だ!
これくらいの自信を持って猫と犬の同居に挑むようにしてくださいね。
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